womb
sex:?
age:16
height:166cm
like: ████
dislike:████
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悪魔のような尻尾の生えたこども。神様に育てられた。
昔の記憶をほとんどなくしてしまっているらしい。
中性的な見た目で、体と心の性別が曖昧。体つきや雰囲気からは男性だと思われることが多く、本人も特に否定はしない。あまりこだわりはない様子。
子供を成せない体をしている。どうしても自分の代で血を絶やしたいと思っているため、この体を神様がくれた贈り物だと捉えている。
生真面目な性格で律儀。自分に対してはとても厳格だが、身内には不器用ながらも優しい一面を見せる。他人に対してとても誠実。
判断が早く躊躇がない。細身ながら腕っ節は強い。我慢強い方ではあるものの、自分に対してならまだしも、親しい人間が理不尽な目に合うのだけはどうしても我慢がならない。
心の中に空想の海辺がある。
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【心の海辺】
物心ついた時から心の中にある海辺。
見渡す限りどす黒い海に、煤だらけの謎の肉塊が漂着している。
ユミにとっての心の避難所で、辛いことがあった時には決まってこの場所を訪れる。
【幼少期】
昔の記憶がほぼない。
あるのは性別の曖昧な自分を悪魔と呼び育児放棄をした両親への憎悪と、辛い時に自分の前に現れた神様の記憶だけ。
忘れた記憶にはろくな思い出がないと思っているのであえて思い出そうとはしていない。
【神様】
幼少の頃のユミには確かに神様が見えていた。いつまでも見た目の変わらない、中学生くらいの男の子の神様。
ユミの話によると赤ん坊の彼にミルクを与えてくれたり、おしめを変えてくれたりしたのだという。
神様がいなければ生まれて間もなくユミは衰弱死していただろう。
ある程度自分で炊事などをこなせるようになってからぱたりと見えなくなってしまった。
その神様の行方をユミは探している。
【正義感】
自分で「正しい」と思えることが彼にとってはとても重要なことであって、自分の正義を貫くためならば暴力もいとわない。それによる罰は甘んじて受ける。話し合いで解決しなかったあらゆることを暴力で制圧して、その罪を全部自分が被ることで生まれてきた罪滅ぼしをしようとしている。正義感、というには横暴だ。それでも自分にしかできない役割があるのだと信じている。
その行いによって感謝をされることが嫌い。感謝されていいようなことではないから。自分は悪魔なのだし。
【漂着した肉塊】
彼は██を看取ったことがある。
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███████だったから、顔もよく知らない父親の███████に██████████した。けして離さないように。
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【エス】
悪魔のしっぽのようなものが生えてしまっている。
症状が重くなると体の末端から煤けてきてしまうようで、そのせいで彼はいつも手を煤まみれにしている。
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【関係性】
子宮のある男性、というところが自分の体と少し似ていると感じている。
何の得にもならないのに、自分の汚れた手を取ろうとする変な人。そういうところが少しだけ、自分の面倒を見てくれた神様を思い起こさせる。彼と向き合っていると無償の愛、という言葉が頭を過る。彼に対しては厳しい言い方をしてしまいがちだけれど、そういう甘え方をしているだけで、なんだかんだでウツラのことは大切に思っている。
父親について██████████████████████████████████████████████████████████████████████。
不正を許せない生真面目なユミと、狡賢くて人を食ったような態度のタイトなのでどうにも反りが合わない。ただ根本的な部分で似ているのか、変なところで妙な噛み合い方をすることが多い。
タイトからは馴れ馴れしく、勝手に相棒のように振る舞われている。度々つつかれたくないことを見抜かれたり助言を受けることがあり、指摘自体は的確なので、ものすごく嫌な顔をしながら聞き入れることが多い。こいつにかける情けが勿体ないと思っているので雑な扱いをしている。
見ず知らずの他人のために一所懸命になれる魔法少女。
ユミは身内以外の人間にまで手を貸したいだなんて考えてはいないけれど、そんなカリンの手助けはしてあげたいと思っている。そういう考えの神様によって生かされたと思っているから。綺麗なものを守るために生きることで綺麗な生き方ができると信じている。
彼女の笑顔を守るためならばいくら自分の手が汚れようと構わない。
カリンに頼り切りのように見えて、その実とても思慮深く頭の良い人物であると認識している。話してみてそう感じた。
自分の心に巣食う真っ黒な怪物。自分で自分を正しいと思えなくなること。世界観や恐れているものがとても近い。
幼いながらも芯のしっかりした女の子。夢見がちのようで冷静に物事を判断できていて、優しく思いやりがある。自分よりもっと前向きに自分の体の不自由なところに感謝してそれを使命にしている利口な子。
カバネの前では極力暴力を振るわないように気を付けている。そんなところを見て育ってほしくはないから。
ウガツのことは好きだけれど、自分に向けられるどこか憧れが混じったような目は好きじゃない。
こんなやつを肯定的に見てはだめだ。慈愛に満ちていて、自分の主張を通すのに暴力には頼らない、そういう人が憧れの目を向けられるような世界であってほしいと思う。
ウガツは自分よりも幼いから、尚更。
自分と同じ、心に海辺のある男の子。
人の肉を口にせざるを得なかった過去や彼が自分と同じように罪の意識に苛まれていることを知っていくにつれて、いつの間にか一人の人間としてとても好きになってしまっていた。些細なことでもたくさん褒めてくれる。他人と比較したりなんてしない。いつだって欲しい言葉をくれる。
とても真っ直ぐに、心の扉の鍵をすべて開けて見せてくれるものだから、自分も何もかもを晒してしまいたくなる。自分の弱いところを見せられる相手。
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「あまり私に構うんじゃない、お前まで厄介な奴だと思われるぞ」
「性別?…さあ、どう思ってくれても構わないよ」
「お前みたいな下劣な奴に人権があると思うな」
「感謝なら彼にするといい」
「ここで見ないふりをするような人間にはなりたくない、ただ、自分のためだよ」
四十九院 忌(ツルシイン ユミ)