womb
sex:男性
age:17
height:176cm
like:オムライス,ラムネ(飲料),作品制作
dislike:お酒,ショートケーキ
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明るいようでいて物憂げで、妙な色気のあるお兄さん。体にガラスが埋まっており歩く度に激痛が走るらしく、鎮痛剤の打ち過ぎで血が青い。
昔と比べて少し落ち着いた雰囲気になったけれど、中身は然程変化がない。
はやく大人になりたいと焦っていて、大きくなった自分の体を嬉しく思うのと同時に、可愛らしいだけが取り柄だったと思っている自分の価値がなくなるかもしれないため恐ろしさも感じている。
入所した時期的にも年齢的にも皆の先輩ということになるので、それもあって背伸びをしたがっている。かつて自分が助けられたように、自分も誰かの助けになれるような、そういう人間になりたい。
自分の病に関わるガラスについて見識を深めるために、ガラスについて勉強したり、素材に触れる時間を設けるようにしている。ステンドグラスやグラスアイを制作するのが趣味。
失踪したリンの面影を求めている。
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【エス】
病状が徐々に変化して、体内でガラスが生成されてしまうようになった。なかなか膨張係数が合わないようで、体の中で割れてしまったり、皮膚のところどころにひびが生じてしまっている。
この病のせいで体内にガラスの子宮が作られてしまった。ラムネ瓶のように中にガラス玉が入っているらしく、下腹部からかすかにガラス同士の擦れる音がする。
他にもたくさんのガラス片が体の中に埋まっており、歩く度に耐えがたい痛みが襲うので鎮痛剤を携帯している。
ぼろぼろになった自分の体を「エスの成れの果て」と形容する。
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【関係性】
進んで自分を犠牲にしようとするユミを見ていると、まるでずっと悲鳴を上げているみたいだ、と感じる。放っておけなくてついつい構いすぎてしまう。常時エスの症状が現れているユミをとても心配している。どうしてだか少し、彼にリンの面影を感じることがある。
汚れた血を絶やすことで生まれてきてしまった罪を贖おうとする気持ちがウツラには痛いほど理解できるが、それを友人に言われたときにとても悲しいということに気付かされた。ユミは真面目だから両親のこと以上に、両親を憎んでいる自分自身をきっと許せないのだなと思う。いくら根深くても、どうにか彼の力になりたくて日々思い悩んでいる。
ユミとは違った方向に真面目な奴なんだなと思っている。
自分のことをもう誰の手にも負えないだなんて思い込んで周りを巻き込まないように壁を作ってしまうところだとか、なんだか昔の自分自身を見ているような気分になる。
お節介でも拒まれても手を差し伸べ続けてあげなければ本当にダメになってしまうと思うし、自分がそれで救われたから他人にもそうしたくなってしまう。自分に出会ったことが運の尽きだと思ってどうか諦めてほしい。
気の合うお友達。魔法少女には自分もちょっと憧れがあったので羨ましく思っている。可愛い衣装を身に纏うカリンに自己投影して可愛いものを身に着けたい欲を満たしている部分がある。
お茶会に誘ってもらったり、カリンの企画したイベントをウツラが手伝う、そんな関係性。ウツラもニツキに教えてもらって少しだけ料理ができるので、二人で厨房を借りて一緒に料理をしたりする。
あまりエスに頼ってほしくないということで自分からお願いすることはないけれど、深刻なほど青くなった血を赤く戻してもらうことがある。
周囲によく気が回る子なので、まだ幼くてもとても頼りにしている。カバネといると癒される。
自分も鎮痛剤を打っているので痛みを感じない、ということの危うさがよくわかっていて、危険な行動をとらないか気にかけている。
愛らしく小さき命。ハムちゃんかなにかだと思っている。そういう扱いをしては微妙な顔をされている。
どうしようもなくほっぺたをつっついたり抱き枕にしたい欲が頭をもたげるものの、ウガツが嫌がるだろうなと思うので抑えている。
まっすぐ好意を寄せてくれるのが可愛らしい。世界の都合で故意に3年間も放っておかれたスダクの惨状を知って憤りややるせなさを感じており、こうして知ってしまったからには何を置いても彼のことを守らなければならないという責任感に駆られている。スダクの過去について大方のことを知っている。自分の過去も洗い浚い話したところ優しく頭を撫でられたので泣いてしまった。
彼の自分に対する絶対の信頼が自分を大人にしてくれるような気がしているが、自分、というより大人に対してあまり疑うことをしないところを危なっかしいとも思っている。
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「俺のがちょっとだけ君の先輩ってことで、どうぞよろしく」
「あんま無理すんなよ」
「顔は褒められ慣れてる、俺も自分の顔好きだし」
「不幸を盾に主義主張を通そうとしちゃ駄目だ、そんなの健全じゃない」
「何も残さずに存在ごと消えてしまいたいって、ずっとそう思っていたよ」
百色 うつら(モモイロ ウツラ)