womb
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ガラスの子宮で生まれた、遺伝子操作によって作られた美少女。
人形のように恐ろしく整った容姿や所作から浮世離れした印象を与える。
アルビノで日光に弱い体質。幼い頃から小さめの靴を履いていたために足が若干変形しており、上手に歩くことが困難。
自分と同じ顔をしている、体が一部欠けたたくさんの「ダメだった自分」にお世話をされていた。一人で生きていく力が備わっておらず、誰かに面倒を見てもらわなければ生きていくことが難しい。自分のお世話をしてくれる人が好き。
感情を表に出すことが苦手で、常に無表情に見える。礼儀正しく淑やかでどんな相手にも敬語で話すけれど、中身は結構親しみやすい性格をしている。好奇心旺盛で考えることが好き。
生まれながらに老若男女問わず、他者の「お腹の中に潜りたい」という抑えがたい願望を抱いていて、誰彼構わずママ呼ばわりする。
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【ハクリ】
莫大な資産を持つとある名家のお嬢様。
かつて存在していた初代ハクリを元に作られたクローンのような存在。姉妹全員が同じ顔で、同じ「ハクリ」という名前がつけられている。ハクリは虚弱で性交渉に身が持たないため、ガラスの子宮で育てられる。初代が一夜という苗字だったので、今が十六代目で十六夜。苗字にナンバリング以上の意味はない。
「ダメだった自分」については、容姿に問題がなければ使用人やインテリアになり、問題があれば飼料などに利用される。殺される前の1か月間、きれいな体にするために一切の食事を与えられなくなる。
自分が死んでも代わりがいるというある種の不死性を保持しているため、ハクリは自分の死にあまりにも無頓着である。
【ハクホウ】
男性として生まれたハクリの集合体。ハクリにとっての父様であり、兄様である。
近親相姦で続いている一族で、初代ハクホウは自分の肉親であるハクリを愛し、彼女の全てを知りたいという欲望を抱いていた。その欲を満たすためにたった一度の人生では足りなかったため、その後を生まれてきた自分のクローンに託し、今なおオリジナルのハクリを再現し続けるための研究を行っている。初代ハクリの肖像画に歴代のハクホウも一目で恋に落ち、初代ハクホウの願望を自分のものとして疑うことなく従ってきたのだという。
彼らが行っている遺伝子研究は未だ完璧ではなく、遺伝子を弄れば弄るほどに、意図しない不具合、ダメだったハクリが生まれてしまっている。
【父様】
ハクリに色々なことを教えてくれた父様がいた。ハクホウの中では変わり者と言われた父様で、とても表情豊かなひとだった。他者のお腹の中に潜りたいというハクリが生まれながらに抱いていた願望が自分と重なったようで、他のハクホウの反対を押し切って自分を生かしてくれた。彼がいなければ姉妹と見目の違う真っ白なハクリはきっと殺処分だったという。
ハクリが"自分とは違うもの"への憧れを持ったのは彼の影響がある。
【母性の渇望】
姉妹は皆初代ハクリに憧れを抱いていた。自分もこうなりたいと、ただそれだけのために生きていた。
自分とは違うものへの憧れを持つハクリにとって、同じ遺伝子、同じ中身をもった女性に特別な感情を抱くことはどうしてもできなかった。きっと自分と違う温度、違う脈拍をこの体は求めている。ハクリという自分の肉親を愛したハクホウにとって他の遺伝子を求めることは決して許されない禁忌だった。
違反すれば口にするのも憚られるような罰を与えられる掟と、自分の中の強烈な願望の間でずっと揺れ続けていた。耳をすませば聞こえてくる自分の嬌声。この屋敷から逃げ出したかった。すべては自分のママになってくれる人間を見つけ出すために。
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【エスについて】
衝撃を受ける瞬間に体が溶けてしまう。薄い壁程度であればすり抜けてしまう。高いところから落っこちても平気。このエスでハクリは屋敷を抜け出してきた。
何度体が溶けても自分の形を保っていられるのは、常に「自分」に囲まれて生活していたから。
エスの実験と称して自殺未遂を繰り返している。
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【関係性】
初めて出会った、自分の肉親以外の男の人。自分とは違う顔をした彼のことを、とても綺麗だと思った。この人にママになってもらえたなら。█████████████████████████████████████████████
リンにとっても自分が初めて出会った女の子であると聞いて、自分が彼にとっての女の子の基準になることを考えて、分別のあるふるまいを心掛けている。
甲斐甲斐しく自分のお世話をしてくれるお兄さん。
なんでも受け入れてくれるという安心感からか、突拍子もないことを言ったり無茶振りをすることがある。
舌が肥えてしまっていてニツキの料理でないと喉を通らないため、彼から食事を与えられなければ生きていけない。食事面で依存してしまっている。
自由で感情豊か(少なくともそう見える)なニツキに憧れを抱いている。ニツキの中にいる本当の彼をいつか棺の中から連れ出してみたい。
ウツラ
仲の良いお友達。
自分なんかよりもよっぽど可愛らしい顔立ちをしているなと思っている。たまにニツキに便乗してウツラのことを口説いている。
自分がガラスの子宮で育ったこともあって、ガラスに関係するエスを持つウツラのルーツについて興味深く思っている。彼の好物のラムネという飲み物は屋敷の外に出て初めて知った。ビー玉が中に入ったラムネ瓶を見てなんだか子宮みたいだなと思った。
抱っこでいろんなところに連れて行ってくれるお兄さん。
オトリに抱っこされて揺すられることで「人の腹に潜りたい」という欲求をあやされている。ママになってほしいというか、もはやママだと思っている。
ハクリの欲求については物理的に人の腹に体を埋めたいというものなので、それによって大切な人を傷つけてしまうのなら叶わない方が健全だと考えていて、オトリが自分のことをあやし続けてくれるのならきっとその夢を諦められるんじゃないかと思っている。
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メイは彼自身の性的嗜好について異常で気持ちが悪いと思っているみたいだけれど、屋敷のホールに子宮のホルマリン漬けや、人体を加工して作られたインテリアが飾られていたハクリからすれば何を気に病むことがあるのかが理解できない。
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「不愛想なもので、何か失礼があれば申し訳ないです」
「屋敷には調教部屋があって、調教の内容は…あまり聞いていて気持ちの良いものではないかと」
「思わせぶりな態度をとられると勘違いしてしまいそうです。私は見境がないので」
「貴方がママになるんですよ」
「子宮の有無がそんなに重要でしょうか。安心してください、私がテラフォーミングして差し上げますので」
sex:女性
age:13
height:149cm
like:母性を感じられる人,マルベリー
dislike:ファストフード
十六夜 白李(イザヨイ ハクリ)