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sex:君の望むままに

age:推定15

height:155cm

 
like:この世界のすべて
 
dislike:×

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あなたを愛している男の子…?ロリィタファッションは彼の趣味。
名前は周りがそう呼んでいるだけで、本当は存在しない。

最近は屈託のない明るい性格をしている。昔はもう少し落ち着いていたらしい。


物心つく前から十数年もの間、光の届かない地下室に監禁されていた。毎日決まった時間に天井から降ってくる残飯を食べて育った。同じように天から降ってきたワインを浴びて髪が赤く染まっている。空腹に耐えかねて自分自身を食べていたため、服の下は体のあちこちが欠けている。

地下室でお告げを聞いて、使命を全うするためにエスによって人を殺してまわっている。気まぐれで殺した人間の骨や臓器をアクセサリーとして身に着けている。
 

自分の人生をとても満ち足りたものだと思っている。

​最終的に自分の形が保てなくなって消滅してしまった。

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【監禁】

ホフルの存在はタブーだった。

なにか合理的な根拠や感情的な理由があったわけではなくて、大いなる意思によって彼の母親にそう告げられたのだった。

お告げに従ってホフルの母親は、何よりも愛していた幼い息子を地下室に監禁した。

儀式として告げられたとおりに動物の死骸(残飯)を落とし、ワインの血を注いだ。

その行為にすら特に意味はなく、生死は問われなかったので彼の母親は息子は既に死んでいるのではないかと思っていた。

​母親はホフルのエスの最初の犠牲者となった。

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【エス】

骨と、それに付随する肉や臓器を組み替えることができてしまう。

ホフルは監禁されていた十数年もの間、自分の境界についてずっと考えていた。

例えば自分の体から垢がはがれたとして、その垢はもう自分ではないのか。垢がまだ体に付着している状態であれば、それは自分のうちに含まれるのか。

彼自身自分と外界、他人との境界が曖昧なため、自分の体のみでなく、他人の体も自由に組み替えることができてしまう。

「組み替える」という力については、ホフルは人による世界の捉え方の違いをパズルのピースを組むようだと感じていて、その感覚が反映されているものと思われる。

人それぞれが経験によって形の違うピースを持っていて、それを嵌めたり嵌めなかったりして出来上がった枠で世界を知覚している。人によって見えているものは違うし、感じる味も、匂いも、同じだと錯覚してしまいがちだけれどきっと微妙にずれがあるはずだ。その違いをとても面白く尊重すべきものだと考えているが、それはホフルの思考であって、お告げより優先されるものではない。

既に何度も体の組み換えを行っており、ホフルの気分によってあるはずの臓器がなかったり、ないはずの器官があったり、女性器があったり、脳みそが余分に存在したり、生きた人間を自我のあるまま予備の臓器として組み込んでいたりする。男の子のパーツと女の子のパーツが混在している。

辛うじて人の形を保ってはいても、元々の彼の人格は既に存在していない。

​エスに体が支配されているともとれる。

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​【関係性】

彼はすべてを愛している。

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「器は物質というよりは、その中に入れる空間の方を作っているんだ。肉体だってきっと同じじゃないかな」

「殺してくれって、どうして?殺さないでって言ったのは君じゃないか」

「生きているか、死んでいるか。ただの状態の変化だよ」

「大いなる意思の前に僕の考えなんて取るに足らないことだ」

「臓器を組み替える度に思考が少しずつ違っていくのがわかるんだ、君の要求を呑んでも良いと思える僕になるまで交換してみてもいい。試してみるかい?」

屠ル (ホフル)

ホフル
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